2006年11月26日

"mixi2.0"について

「mixiの画像ファイルは1日に23Gバイトずつ増える」---バタラ・ケスマCTO:ITpro

バタラCTOによるとmixi内の画像ファイルは2種類に分かれる。つまり,(1)プロフィールの写真やコミュニティのロゴのように頻繁にアクセスされる画像と,(2)日記やアルバムの写真のようにアクセス頻度の少ないものだ。(1)はファイル数が少なく,サイズも合計で数百Gバイトしかないのに対し,(2)はファイル数が多く,合計で数Tバイトに及ぶという特徴がある。


another aspects from txk - mixiが超えるべき壁

そこで私は、mixiが株式公開で得た資金を、Web2.0的アプローチを実現するシステム開発と運用のために投入するのではないか、と考えている。つまり"mixi2.0"である。それらが事業機会の拡大に資することは間違いないし、それは株主にとっても意味のあることだ。具体的には、(2)のデータの流通向上を目的とし、スケーラビリティを有したDBの構築、検索機能の拡充、メタデータ生成(タギング)システムの検討、ユーザインタフェースの改善、などが考えられよう。


flickr的に画像データをやり取りしたいのであれば、当然"スケーラビリティを有したDB"は必須であり、これに"検索機能の拡充"も付随するだろう。
これらはシステムのインフラ的な要素が強い。
「Web2.0的なアプローチ」とはどちらかというと、"タギング"や、"ユーザインタフェース"のことをさすのだろうが、これについてはまだ、技術として一般に浸透していないと思われる。
これが今後数ヶ月レベルで一般化するのであれば、当然取り入れるべきだろうが、そういう流れになるというのははっきりと言えないと思う。
つまり、資金を投入してもそれなりのリターンが得られるかどうか、慎重に考える必要性が出てくるのではないか。

一点気になるのは、"mixi2.0"が果たして既存のmixiユーザにとって本当に求められているサービスの展開なのか、ということだ。正直なところ各ユーザがどのようにmixiを利用し、全体としてどういった傾向があるのかは分からないのだが、少なくとも私自身の実感としては、前述のとおり「閉じている」ことがmixiの特徴であり、blogやyoutubeに対する一種の競争優位性であると感じることがある。すなわち、"mixi2.0"はそれを失わせてしまうのではないか、という懸念だ。

ただ、そのアプローチ自体に、異を唱えるつもりはない。むしろそれを彼らがどう克服していくのかは非常に興味深い。もし彼らが何らかの方法でその克服を成し遂げたとしたら、それは携帯電話のデータ通信や各社のメッセンジャーサービスなどの顧客の囲い込みによって成立していたサービスを「開いていく」方法としても有効だと期待されるからだ。あるいはひょっとすると、いわゆる「通信と放送の融合」を解く上での一つのヒントになるかもしれない。


ただ、mixiにおける放送というと難しいと思う。それはおそらく直接的にせよ、間接的にせよ、mixiに大量のCMが流れ込むことを意味すると思うからである。
タグ:mixi Web2.0
posted by rawwell at 17:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | SNS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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