2009年07月04日

アメリカでは「出る杭は打たれない」

アメリカでも出る杭は打たれます。日本以上に
そいつは留学前は日本の悪口ばかり言うようなやつで、日本のWEBは残念のように、日本が抱えている問題をよく言っていた。
でも留学してしばらくしたら、メッセやメールではアメリカの悪口ばかりになった。
曰く、米国も出る杭たたきまくりらしく、とにかく人がやることにいちゃもんを付けるんだそうだ。
宗教や人種、権利にうるさいアメリカ人だから、日本以上かもって言ってた。
どうかな。
「出る杭」も何もアメリカって、人種、国籍がごった混ぜの国だから
叩く前に「普通」という概念がない気がする。
日本のように中庸思想がないから
均質化する圧力というものは日本に比べてずっと少ないように思う。

人種問題でいえば、社会的に優位とされるWASPが妬まれたり、
マイノリティが今でも社会的に冷遇されているという事実はあるが
これはむしろ「均質化への圧力」とはまったく違うものだと考える。

ただ、経済的な成功を収める、ということが一つの共通な価値基準なので
ビジネスでの成功者は普遍的に評価されるということはあると思う。
日本とは違い、金持ちがそれだけでバッシングされることはないのではないだろうか。


以上をふまえた上で、
以下のエントリが、ビジネスにおいても
アメリカの風潮をより正しく表していると思う。

出る杭は打たれない? | Alice's Adventures in the US!

“The squeaky wheel gets the grease.”
「音がうるさい車輪ほど、油をさしてもらえる」
といったところだろうか。確かに、調子が悪かったり、
困ったことがあったりしても、何も言わなければわかってもらえない。
騒いだ人ほど気づいてもらえて、得をすることも多いだろう。
しかし、ちょっと待って…。
日本なら、「出る杭は打たれる」という、逆の諺もあるよね?

この辺が、アメリカと日本の文化の違いなんですね。
アメリカでは“沈黙は美徳”ではなく、“おとなしい”ことも褒め言葉ではない。
自分の意見を言えないと、“何も考えていない、頭が空っぽな人”と
思われる場合もあるし、不調だったり、文句があったりする場合でも、
この諺のように、がまんしてソンをするよりは、
どんどん訴えて気づいてもらった方がトク! というお国柄。

気遣いが必要ないほど、みんな、どんどん自分の希望を口に出すのだ。
言っている内容はと言えば、ちょっと理不尽だと感じる時もあるが、
とにかく言ったモン勝ち。だから訴訟が絶えないのかもしれませんね。

とにかく、“出る杭は打たれない”どころか、
ここでは“出る杭は得をする”し、
逆に、“出ない杭は、低すぎて目に入らずに踏まれる”可能性も…。

ここでは“杭”じゃなくて、“うるさい車輪”に例えられているけれど、
うるさくキーキー言う時は、皆さん、けんか腰ではなく、
“にこやかにハッキリ”という態度の人が多いです。
アメリカでは、笑顔で苦情を言う術を覚えられたら、
たいていどこでもやっていける気がします。

タグ:Thoughts
posted by rawwell at 10:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | thoughts | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス: [必須入力]

コメント:


この記事へのトラックバック